東京都内最大級のレンタルスタジオ『新宿村スタジオ』バレエ、演劇、各種ダンスなど、多目的に使用できる稽古場、全39スタジオ!会議室としても利用可能!新宿エリアでアクセス抜群。最寄駅は東京メトロ西新宿駅。

≪新宿村、はじめましたとは…
毎週月曜日に新宿村で働くスタッフ紹介をお届けします。
いつもみるけど、どんな人たちなんだろう・・・ちょっくらのぞいていってくださいな。

第8回。今週も村人紹介のお時間です。

【名前: 佐藤

私を自己紹介する。その為に、私ではない、他者が語る、私の言葉に耳を傾けてみます。

「時に私は、小鳥たちのやっていることを楽器でまねたりします。うまくいかないこともあるのですが。カリフォルニアの自宅で、私はいつも演奏していました。
そして小鳥たちはいつも、私の楽器と同時に囀っているようでした。そうしたとき私は、試みていた練習を中止し、小鳥たちに合わせて練習しました。
 小鳥たちは、私達の音の間にピッチの違う音を持っているのです。(1962年のインタビューより)」
この美しいフレーズは、偉大なるミュージシャン、エリック・ドルフィーのものです。彼の音楽を今わたし必死にしきりに聞いているので言葉を選びました。
エリック・ドルフィーのことは知らないが、この言葉に魅了された方。走ってください。CDを手に入れてください。部屋で聞いてみてください。
この言葉からイメージされた音楽との違いに、さらに心を掴まれるはずです。私たちのイメージを離れ、小鳥たちは、おそろしく過激でもある。
私は何故、この言葉に心を奪われるのか。この言葉の情景を、描き出してみることにします。
部屋の中に一人きり。傍目には孤独を纏っているようにみえる。彼は軽やかに、部屋の窓を開け放つ。すると部屋の中いっぱいに、光が入り込み満たしてゆく。
彼はようやく椅子に腰掛け、楽器(彼はアルトサックス、フルート、バスクラを操る)を吹き出す。 外の空気が、彼の体にめぐりめぐる。
ふと窓から、いまひとつ音が聞こえてくる。鳥の囀りに手が止まる。
彼は、その音と戯れてみる。その中から、世界を発見してゆく。自らと異なるピッチを持つ、他者の存在。 それを受け入れて、音を重ねてみること。
どんな曲を演奏するのだろうか。願わくば私が愛する、「You Don’t Know What Love Is」 を演っていてほしい。
ここまで読んで下さったあなたは、私に、これの何処が自己紹介かと仰る。ご安心を。 これまでの言葉は、この一言を言うための前置きであるから。
「かっこいいよね」
つまり、私は、こういうことをかっこいいと思う、人間であります。
 最後まで読んでくださった方。どうもありがとうございます。